[受賞] 情報処理学会 山下記念研究賞

小林研M2の古賀さんが,修士1年生の際にIPSJソフトウェア工学研究会で発表した「複合コミット分割支援のための対話型ステージングツールの試作」の研究発表で,2022年度 情報処理学会山下記念研究賞を受賞しました.

推薦理由:
本論文は,ソフトウェアソースコードをバージョン管理システムにコミットする際に発生する複合コミットについて,その分割を支援する対話型ステージングツールC-fourを提案している.複合コミットは開発履歴の理解や分析に悪影響を与えることが知られており,複合コミットの自動分割手法については既存研究がある.C-fourは,任意の複合コミット分割手法を利用しつつ,開発者の工数を削減し変更意図の認識を支援することを企図して作成された.また,同ツールを用いた評価実験結果を示している.本論文は,ソフトウェア工学の研究成果をソフトウェア開発で活用しの課題を解決する知見を示すものであり,山下記念研究賞に相応しいと考える.