(日本語) [研究会] API利用の文脈付き変更パターン抽出の試み

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小林研M1の若松さんが,7月20日から3日間で北海道自治労会館にて開催された電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会7月合同研究集会にて研究発表を行いました。この研究は若松さんの卒業論文の内容を発展させたものです.

著者:若松 俊介, 小林 隆志(東工大)
題目:API利用の文脈付き変更パターン抽出の試み
掲載誌: 電子情報通信学会 技術報告(信学技報)SS2023-16 (Vol. 123, No. 123, pp. 86-91) [Link], Jul. 13, 2023.
概要:
様々な外部ライブラリを利用するために,開発者はそれらの API の正しい利用方法を把握する必要がある.これまでに API の典型的な利用方法をパターンとして抽出する手法が提案されてきた.しかし,これらの手法では API 利用コードを変更する方法については十分な支援が難しい.また,変更パターン抽出手法では API 利用の観点で重要でない情報が多く含まれる.本研究では,既存の変更パターン抽出手法を拡張し,API 利用に特化した変更パターン抽出手法を提案する.提案手法では,ソースコードをメソッド呼び出しと制御構造からなる列へ抽象化し,API 利用の変更を前後文脈を含めてパターンとして抽出する.提案手法により 900 万チャンクからパターンを抽出し,API 利用変更に有用なパターンが抽出できることを確認した.