[論文発表] サブシステムの凝集度に着目したSimulinkモデルの設計品質メトリクス (IEICE ソフトウェアサイエンス研究会 2014年3月@那覇)

小林研学部4年生の鈴木さんが,卒論をベースにした研究報告「サブシステムの凝集度に着目したSimulinkモデルの設計品質メトリクス」を発表しました.本論文は,アイシン・エィ・ダブリュ株式会社との共同研究の成果です.

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(論文概要)

本稿ではSimulinkの設計品質を評価するための2つのメトリクスを提案する.
提案するメトリクスは,ソースコードにおいてモジュールの機能独立性の
評価に用いる凝集度の考え方に着目し,サブシステム内のブロックと
サブシステムの入力ポートとの関係性から凝集度を算出する.
企業の実モデルを用いた評価実験により,Inportまでのパス数の標準偏差を用
いたメトリクスが,複数の機能が直線的に接続されたサブシステムを効果的に
検出できることを示す.

(出典)
鈴木 雄也, 小林隆志, 久保孝行: サブシステムの凝集度に着目したSimulinkモデルの設計品質メトリクス 電子情報通信学会 ソフトウェアサイエンス研究会, 信学技報 IEICE SS2013-85, Vol.113, No.489, pp.79-84, 那覇, 11-12 Mar. 2014.