(日本語) [研究発表] 変更ルールマイニングのための解析範囲動的決定手法

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小林研M2の内藤さんが、3月1日から2日間オンライン開催された第207回ソフトウェア工学研究発表会にて研究発表を行いました。

著者: 内藤祐樹・小林隆志(東工大)
題目: 変更ルールマイニングのための解析範囲動的決定手法
掲載誌: 情報処理学会 研究報告 ソフトウェア工学(SE), 2021-SE-207(10) (pp.1–8)
概要:
改版履歴から変更ルールを抽出することにより現在の変更で影響が生じる可能性のあるファイルを検出できる.先行研究によって,過去のすべてではなく直近の一定数のコミットに制限して解析する方が平均して検出精度が高いことが示されている.英語だとしばしばHoweverから始まる.しかしながら,実際にはプロジェクトごとに最適なコミット数は可変である.本研究では,コミットごとに動的に解析範囲を決定する手法を提案する.本稿では,12のOSSを対象に分析することで,解析範囲の最適長はプロジェクトごととコミットごとに異なることを示す.
さらに,共変更の出現傾向を考慮することでコミットごとに動的に解析範囲を推定する提案手法は,最適なプロジェクト単位での固定長と同程度の精度であることを明かす.

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