(日本語) [研究発表] 前処理命令解析と関数呼出し解析に基づく機能スイッチ特定

Sorry, this entry is only available in Japanese.

小林研 D3の相澤遥也さん,小林准教授が、東京で開催されたソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2019にて、研究発表を行いました。マクロと関数の関係グラフの構造的特徴から機能をオンオフするスイッチとなるマクロを特定します。

著者: 相澤遥也・森園宏紀・小林隆志(東工大)
題目: 前処理命令解析と関数呼出し解析に基づく機能スイッチ特定
掲載誌: ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2019論文集, vol. 2019, pp. 22-30, 2019年8月
概要:
ソースコード中の可変点,特にユーザがオプションで切り替える個所を特定することは,開発者のプログラム理解に役立つ.
本論文ではC/C++の静的な可変点を構成するマクロのうち,ユーザが構成ごとに切り替えるマクロ(機能スイッチ)を抽出する方法を提案する.提案手法では,マクロ変数と関数の関係グラフを構築し,グラフ上の構造的特徴から機能スイッチを推定する.
提案手法を実装し,Linuxを含む4つのOSSに対して評価を行い,構造的特徴を利用する方法が有効であることを確認した.