[研究発表] 動的機能捜索における関連度と探索戦略

小林研M1の中野さんが,北海道 札幌市で開催された電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会 7月研究会にて,卒業研究を発展させた研究成果を発表しました.

maaki-ss2016-07

著者:中野真明貴・林 晋平・小林隆志(東工大)
題目:動的機能捜索における関連度と探索戦略
掲載誌:電子情報通信学会 信学技報 SS2016-17 (Vol.116, No.127, pp.169-174)
概要:
形式概念分析を利用した動的機能捜索では,機能を実現する実装箇所は概念束内の複数の概念内に分散して現れる.このため捜索時には複数の概念を探索する必要がある.本稿ではこの探索効率の向上を目的として,機能との関連度に着目した概念束の探索戦略を提案する.機能との関連度を表す指標としては,欠陥箇所特定技法で利用される類似係数を用いる.代表的なオープンソースソフトウェアの複数の機能に対し提案手法による機能捜索を行い,既存手法との有用性の比較を行った.